島っ子の高校進学

自分自身は通っていないものの、二人の姉たちが卒業生だった県立小豆島高等学校が、少子化の波によって県立土庄高等学校と共に廃校となり、新た県立高校が1校誕生するらしき話を聞きました。

てっきり合併と思っていたのですが、教えてくれた友達は合併じゃなくて別モノということを繰り返していました。こんな小さな島というのに、なぜわざわざ別の場所で新たに建設しないといけないのかが私には解りませんが、小豆島高校の校舎や運動場を含めた環境って素晴らしく、私は好きだっただけに残念な気がしました。

私が卒業した内海中学(現:小豆島中学)は、高校進学といえば小豆島高校を選ぶのが当たり前という感覚で、同級生の大半はその進路を選びましたし、私自身も中学を卒業したら次は小豆島高校としか考えたことがなく、他にどんな高校があるのかなんて興味もない子供時代を過ごしました。

ところが、7歳年上の姉にできた彼氏から、絵が好きなら一度一緒に高松工芸高校に文化祭でも見に行ったらどうかと言われたのが中学2年の時でした。そして姉の彼は、得意そうに母校を案内してくれましたが、そこで眼にしたのは、同世代が描いたとはとても思えない絵画や工芸品で、井の中の蛙がはじめて知った、己の得意分野でさえかなわない人の群れでした。

しかも、下級生たちの上級生に対する言葉遣いにもどこか都会的な品の良さを感じ、自身の好きな絵が学べることと、人としてのスキルアップを考えたらここしかないと私はその時に決めたのです。(これは入学後にわかったことですが、当時は先輩が怖いからみな行儀が良かったのだと思います。笑)

今では、小豆島から高松市の高校へ通っている人も少なくないようですが、私が中学生だった当時は県立と私学を合わせても数名だったと思います。

それまでと変わらないお馴染みメンバーと、仲良く小豆島高校へ通うことになった親友たちを見ていると、一人はぐれるみたいな淋しい思いもちょっぴりありましたが、そんなことより自分の好きなことができるという夢の膨らみの方が強く、私は中学卒業と同時に島を出たのでした。

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